DHAは単体より“組み合わせ”が鍵。相性の良い成分を科学で解説

１．なぜDHAは組み合わせで効果が変わるのか

DHAは脂溶性で、消化吸収には胆汁酸や他の脂質と混ざる必要があります。

また酸化されやすい性質があるため、抗酸化成分がそばにあることで安定しやすくなります※1。

同じDHAでも「吸収を助ける油」「酸化を防ぐ栄養素」「神経に作用する成分」と組み合わせることで、体内での働きが変わることが分かっています。

２．DHAと一緒に摂りたい成分３つ

✅　MCT（中鎖脂肪酸）

一般的な油よりも吸収が速く、エネルギーとして利用されやすい脂質です。脂溶性栄養素の乳化と吸収を助ける働きが報告されており※2、DHAの取り込み効率向上が期待できます。脳の代替エネルギー源にもなるため、思考や集中の維持にも相性が良いと考えられます。

✅　ビタミンD

神経機能や免疫に関わるホルモン様ビタミンで、オメガ3と併用した研究では、メンタル面・認知領域での有用性が示されています※3。日光不足で欠乏しやすい栄養素であり、働き世代との相性が良い組み合わせです。

✅　ビタミンE

DHAは酸化に弱い脂肪酸であり、抗酸化ビタミンであるビタミンEと組み合わせることで品質保持と体内での安定性が高まることが報告されています※4。脂溶性同士で相性が良く、DHAの「劣化を防ぐ盾」の役割を果たします。

３．サプリ選びのポイント

DHAをしっかり働かせるには、含有量だけを見るのではなく「何と組み合わされているか」を見る視点が重要です。

吸収サポートとなるMCT、酸化から守るビタミンE、神経・免疫に関与するビタミンDなどが含まれていると、DHAの働きをより引き出せます。

継続して飲みやすい形状・設計かどうかも効果実感に影響します。