クリルオイルを薬剤師が徹底解説!!血管健康とクリルオイル ― 中性脂肪との関係

薬剤師のとだ先生

こんにちは、薬剤師のとだです。

健康診断で「中性脂肪が高め」と言われたことがある方は少なくありません。

中性脂肪は食生活や運動習慣の影響を受けやすい血液指標の一つであり、
血管健康を考えるうえでも重要な指標とされています。

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は、中性脂肪との関係で多くの研究が行われてきた栄養素です。

クリルオイルもオメガ3脂肪酸を含む脂質源として、血中脂質との関係が研究されています。

本記事では、クリルオイルと中性脂肪の関係について、研究報告をもとに整理します。

1.中性脂肪が高い状態は動脈硬化や心血管リスクと関係する

2.クリルオイルでも中性脂肪低下に関する研究報告がある

3.オメガ3脂肪酸は脂質代謝に関与することが知られている

目次

中性脂肪とは何か

中性脂肪(トリグリセリド)は、
体内でエネルギー源として利用される脂質です。

食事から摂取した脂質や糖質は、
体内で中性脂肪として蓄えられます。

しかし中性脂肪が慢性的に高い状態になると、
脂質異常症や動脈硬化のリスクと関係することが知られています。

また中性脂肪の増加は、
内臓脂肪の蓄積や代謝異常とも関連しており、
心血管疾患リスクの一因になる可能性が指摘されています。

そのため中性脂肪は、
健康診断でも重要な血液指標の一つとして管理されています。

クリルオイルと中性脂肪に関する研究

クリルオイルに関する臨床研究では、
血中脂質への影響が報告されています。

ランダム化比較試験では、クリルオイル摂取により
血中中性脂肪の低下が認められたと報告されています(※1)。

同研究では、
HDLコレステロールやLDLコレステロールにも一定の改善が示されたとされています(※1)。

これらの結果は、
クリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸が脂質代謝に関与している可能性を示しています。

オメガ3脂肪酸と脂質代謝(中性脂肪)

EPAやDHAは、
肝臓での脂質合成を抑える働きや
脂肪酸分解を促す作用が報告されています(※2)。

その結果として、
血中中性脂肪の低下につながる可能性があります。

こうした作用から、
オメガ3脂肪酸は心血管健康の観点でも
長く研究されてきました。

クリルオイルはリン脂質型オメガ3を含む脂質源として、
血管健康を考えるうえで
注目されている栄養素材の一つです。

参考論文

※1 Bunea R, et al. Evaluation of the effects of krill oil on plasma lipids. Altern Med Rev. 2004.
※2 Calder PC. Omega-3 fatty acids and inflammatory processes. Biochem Soc Trans. 2017.


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